エクストリームジャンボリ

先日行われた、鹿児島演劇協議会プロデュース・
第三回九州戯曲賞受賞記念リーディング公演
『四畳半の翅音』のレポートでございます。
充実した一日だったよ！
ご来場いただいた皆さん、どうもありがとうございました！
思った以上にたくさんのお客様の中に、
久しぶりにお会いできた人もこれまた沢山いて、嬉しかったです。

■レポる。

12月10日9時に、出演者とスタッフが会場入り。
ここで初めて顔を合わせる人もいました。
というのも、今回の公演、鹿児島県内各地から役者が集まっているもので、
短い期間に稽古もほんのちょっとしかできず、
それぞれの役者が家で台本を読み込んだ成果をぶつけ合う感じのものでありまして。
いやあ、勿体ないの。
すごくいい本なのに、みんなでみっちり稽古できないのが勿体ない。
でもこういうスタイルの公演も、これはこれでなんか醍醐味があるというか、
やってる方としてはまた別の楽しさがあるわけなんですが。

普段やる芝居っていうのは長い稽古期間で、
役者同士がコミュニケーションをとりながら本番を迎える頃には絆も深まっている、
そんな感じなんですけどね、つまり今回はそうじゃありません。
「はじめまして、よろしくお願いします」なんて言った数十分後には
物語の中で愛し合ったり喧嘩したりするわけですよ。
個人でみっちり練習してきてはいるものの、やっぱり合わせてみるとぎこちない。
でもそれがなんだか面白い。なんて思いながら詰めの稽古を行なっておりました。


あたいが最近、弟、いや弟分のように可愛いと思っている、
劇団LOKEの前田くんはあたいの弟役。ついにきたか、と思った。
そしてその恋人・瑞穂役には、
あたいと地元が近くて最近女性として可愛いと思っている、
アクターズファクトリーの馬場ちゃん。
この２人のことは一年前から知っていて、
ついに共演できるんか！と思って嬉しかったんですが、
物語上、一切絡みがありませんでした。
で、あたいと絡みのある他の役者さんは、
初対面だったり、知っていても話をしたことのない人だったので、
こう見えても人見知りのあたいにはなかなか難易度の高いものでした。
が、稽古を初めてみると、何故かやりやすくってびっくりでした。

日菜子役の、演劇集団非常口の春田さん。
実は前からすげぇ好きで（笑）共演できて嬉しかったんです。
顔はあたい好みの美人だし、なんかカッコよくて、
実際かっこよかったのです。そして優しいのです。もっとお話したかった。
日菜子さんとしては、かなりハマってたと思う。

矢野役の、劇団いぶきの西山さん。
渋くて大迫力です。声通りすぎ。
怪しい団体の怪しい人の役なんですが、怪しさ100％でした。
そして化けの皮が剥がれてからは悪さ100％。かっこいいです。
でも一番お話できませんでした、またの機会に是非・・・！

そして、志津恵役の、上田美和先生。
現在、開陽高校の演劇部の顧問で、同演劇部を今年、九州大会に導いた先生。
その先生が、今回役者に初挑戦だったのですが、
初めてとは思えない安定した役者っぷりでした。
一番上手かったんじゃないか、と思う。
少なくともあたいにとっては一番好みの役者さんでした。
特にあたいが先生と言い合いになるシーンはすごくやりやすくて、
ナイス言い合いになったのではないかと思っています。
むしろ周りから、あたい、食われてた、って言われました。
ナイス食われ。そんな気がします。
今回初めて役者に挑戦したことで先生は初めて分かったことがいろいろあったようで、
終了後の飲み会では延々と語ってくれました（笑）
多分、すごく役者に向いている人なんだと思います。
とりあえず九州大会頑張ってください。


自分はというと、難しい役柄でした。
いや、今のあたいは多分、どんな役をやっても難しいんですよ。
むずかし期なんです。
最近、役者さんによる役者ワークショップを受けたり、
いつもと違う演出家の下で芝居の稽古をしてたりとかして、
役に対する向き合い方みたいなのを改めて考え直したりしてて。
いやむしろ今までなんも考えないで雰囲気と勘でやってたようなところあったから、
逆になんかすげぇ難しく考えちゃったりして、家で一人で練習するのも大変でした。
いろいろ考えた。でも、芝居に正解はない。
あたいは自分の響子をやるだけや。
みっちり練習してきた。今こそ自信をもってぶつける時だ！
そう思って、スタンバイしました。
間違えて衣装に、穴のあいた靴下を持ってきてしまったので（女子力ゼロ！）
ガムテで穴をふさいで、いつも通りガチガチに緊張しながら、スタンバイしました。
そして気合を入れすぎたのか、
本番中なのにうっすら鼻水が出てくるというハプニングにも見舞われました。

やっぱり舞台には魔物が住んでいますね！！



そんなわけで、無事に幕を閉じたこの公演。
（幕なかったけどね！）
アフタートークでは、島田さんから、
「再来年には本公演で上演したい」という発言も出て、
すごく楽しみになりました。早く見たい！
今度はお客さんとして、その時はぜったい見に行きます。
いや、むしろ受付を手伝うので呼んでください！

というわけで、出演者・スタッフは交流会と言う名の打ち上げへ。
どーん！！



ちょっと前田く～ん、はしゃぎすぎ～☆


打ち上げでは、島田さんの受賞を祝うサプライズプレゼントもあり。



文・宇都大作（写真が見づらくてすみません、「伊佐魂ここにあり！共に更なる飛躍を」です）

今回の受賞は、島田さん本人はもちろんのことだけど、
わたしたち鹿児島で演劇活動する全員にも喜ばしい出来事なんですよ。
島田さん、本当におめでとうございます。
そしてその記念すべき公演に参加することができてまた嬉しかったのです。



いろんな形で祝福される島田さん。


またひとつ、役者として勉強になる公演でした。
そんなわけで次回の出演が実は決まっているので、お知らせです。


■劇団LOKEの次回公演に出ます！

けっこうお手伝いはしてるような気がするんですが、
出演するのは初めてです。わっほーい！

しかも田中は夫婦で出ます。
もちろん前田も出ます。
前田ファンは要チェックやで！

劇団LOKE第15回公演
『ー水面のワルツー』
2012年1月29日（日）鹿児島市中央公民館
開演：①11時／②14時30分／③18時　全３ステージ
料金：一般　1200円／高校生以下 700円（当日500円アップ）

チケットご予約希望の方は、
royzix☆hotmail.com
（☆を＠に変えて、そして諦めを情熱に変えて）
ご希望の時間帯と枚数をご記入の上、お早めにご予約してくださるとありがたいです。
なぜなら各回の座席数がけっこう限られているから。
ご来場お待ちしています！

ちなみに、劇団鳴かず飛ばずの次回公演にもちょっとだけ参加しそうな感じです。
昨日初めて稽古見に行ったけど、齋藤さんがすげーかわいかったよ！

■隼人番外編

リーディングで音響を担当してくれた非常口のうめさんは、つんつんのファンだそうで。
つんつんと写真が撮れないかわりにあたいと写真をとってくれましたwわんわん！
つんつんに、いつか伊佐に行くようにと言っておきます！



首脳会談？